ライティング修行時代の成果物(漫画編)

タイトル:YOMIって何?どんな組織だっけ?と分からなくなっている人のために人物紹介含めてまとめてみた。

 

 

みなさん、こんにちは。

最強の弟子ケンイチって物語の作りこみが凄いですね。

でも、ラグナレク編まではストーリーや人間関係図の理解はできていたんですが、

"YOMI"という組織が登場してきてから、誰が何やら分かりにくくなってきてませんか?

 

なので、今回は最強の弟子ケンイチの人物関係図を整理していきながらYOMIの説明を行っていきたいと思います。

 

まず初めに、YOMIを語る上で知っておくべき必要がある存在があります。

それは"闇"という武力組織の存在で、これを省いてはYOMIを正しく理解することはできません。

なぜならYOMIとは、"闇"の武術家の弟子達が所属している弟子養成機関で、所属している弟子達は闇になるための訓練を受けているからです。

"闇"の存在をよく知ることでYOMIの所属メンバーや存在感を理解することができるでしょう。

 

〇闇とは

 

古くから武の世界でタブーとされてきた「殺人こそ神髄」という考えを受け入れ、追及する者たちの集団です。

殺人術を追及する人の集団なので、めっちゃんこ強い達人級の武術家がゴロゴロ所属しています。

 

フランスでは「ロプスキュリテ」、ロシアでは「テイムナタ」と呼ばれていて、世界中に拠点があって、その国それぞれに達人級の武術家がいます。

 

世界規模の集団なので、持っている権力というか力はもの凄く大きいです。

「君たちの勢力がわが国で基軸を揺るがしかねない状態になっている」と国の代表である総理大臣が脅威を感じて首相官邸で話し合いを行うレベルです。

実は第二次世界大戦を仕掛けたのも闇。でもそこで多くの達人を無くしてしまい、武術のノウハウを持った人材が枯渇する危機を迎えます。

そのため、武術家を温存・育成することを大義名分に掲げて活動、ラグナレクも闇に所属する達人が弟子を養成するため作った組織のひとつなのです。

 

闇が目指しているのは「戦士達が正しく評価され武人が世界の中心になる」世の中を作ること。

世界の武術家のなかでは「梁山泊こそ最強」という称号を得ているため、正直、闇にとって梁山泊は邪魔な存在。。。

「活人こそ神髄」という真逆の考えを掲げているのも面白くないし、早く潰してやりたい組織NO,1ってことで闇は梁山泊に宣戦布告。

下部組織であるYOMIに梁山泊の弟子であるケンイチの抹殺を命じたことで、YOMIとケンイチの交流が始まります。

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〇闇の幹部

闇には武器を使用する"武器組"と、武器を使用しない"無手組"の2グループがあります。

無手組の幹部のほうに一影九拳とよばれる10人の達人がいて、その弟子達がそれぞれYOMIの幹部として君臨しています。

 

 

■YOMI

さて、ここからやっとYOMIの説明に入ります。

 

闇の弟子養成機関でありますからリーダーがいて、幹部がいて、下っ端がいるという、ラグナレク同様の組織となっています。

ラグナレクとYOMIって敵対している勢力ということになっていますが、掛け持ちして所属しているメンバーもいるんですよね。

ここではラグナレクのメンバーでありながら、後にYOMIのメンバーとなったキャラクターを紹介します。

 

 

〇谷本夏(ラグラレク第六拳豪ハーミット)

師匠である馬槍月は元一影九拳。彼の場合はYOMI入りが少し特殊です。

元々、槍月は闇を抜けていた時があり、一影九拳の座を友人に代理として預けていましたが、その間は別の人が代理としてYOMIの幹部として収まっていました。

槍月が闇に復帰するタイミングで自動的にYOMIの幹部になることに。谷本本人はYOMI加入を望んでいたわけではないようですが、ラグナレク→YOMIへと移籍することになりました。

闇のルールなのか一影九拳の弟子がYOMIの幹部となるようで、本人の意思で自由に所属したり所属を拒んだりできないんでしょうね。

 

〇朝宮龍斗(ラグラレク第一拳豪オーディーン)

ラグナレクのリーダーであった朝宮ですが、彼が武術を教わった師の緒方一神斎は闇の一影九拳のひとりです。

ラグラレク所属時にケンイチとの戦いに敗れた後でYOMIに加入することになりました。

戦いの後遺症で黒髪だった髪の毛が白髪に近い色になり、車いすでの移動となるなど外見、戦闘スタイルに変化はあります。

車いすでの戦いでも美羽と互角にやりあうなど衰えはなくYOMIの幹部として十分に活躍できる戦闘能力を保持していました。

 

〇吉川将吾(ラグラレク第二拳豪バーサーカー

ラグナレク崩壊後、姿を現さなかった間、緒方一神斎に武術の教えを受けていた様子。

それがきっかけなのか、YOMIの所属メンバーとなりました。朝宮と違い幹部ではないようです。

 

 

■リーダー叶翔

話すのを忘れてはいけないのがリーダーの存在です。

叶は物語の重要なキーワードである"暗鶚衆"という部族の出身で、身体能力の高いもの同士を結婚させ質の高い遺伝子を持った子供として生まれました。

幼いころから武道の英才教育を受けて育ち、才能を発揮します。師匠である本郷昌と他の一影九拳の達人全員から武術の指導を受けています。

それ故に「一なる後継者」と呼ばれて組織から期待された存在でした。

でも叶にとっては、組織は籠であり自分は籠のなかの逃げられない鳥。彼の唯一の救いであり光だったのは美羽でした。その美羽を弾丸から庇い亡くなります。

 

〇叶翔の後を継いだ鍛冶間里巳

叶が亡くなった後でYOMIのリーダーになったのは鍛冶間里巳です。

彼は一影の弟子でありますが、叶と違い武術の才能はまったくありませんでした。

さいころから身体も悪く20歳まで生きれないと言われてたほどですが、厳しい修練の末、とてつもない功夫を身につけることに成功します。

努力型の天才、というやつですね。自分に才能がなく努力で実力を磨いてきた分、精神力が強く人の痛みや苦しみがわかる性格をしています。

YOMIメンバーへ命令する際、「個々人のやりたいようにやってくれ」等、細かいことに口を出しません。そのためか、恐怖や権力で部下を抑え込むのでなく、部下本来の力を十分発揮できるよう環境がよういされていて、正統派リーダーという印象を受けますね。

ケンイチが戦った最後の相手でもあるので作中のラスボスですね。

 

 

■それ以外のYOMI幹部メンバー

〇櫛灘千影

一影九拳の櫛灘美雲の弟子。

使用武術は櫛灘流柔術。13歳ながら勉強がとてもよくできる女の子。

甘いものに目がない。

 

 

■外国人のYOMIメンバー

闇やYOMIは世界規模の組織のため、当然ながら日本人以外のメンバーもいます。

ここに書いてある人達は留学生としてケンイチ達の通う学校へ所属していました。

学校生活では、高校生らしい素朴な素顔を見せていて、心が和んでしまいます。

 

 

〇ボリス・イワノフ

一影九拳のアレクサンドル・ガルダイの弟子でロシア人。

使用武術はコマンドサンボ

 

〇レイチェル・イーサン

一影九拳のディエゴ・カーロの弟子でアメリカ人。

使用武術はリュチャードラというメキシコのプロレス。

 

〇イーサン・スタンレイ

一影九拳のセロ・ラフマンの弟子でレイチェルの双子の弟。

使用武術はカラリパヤット

 

ティーラウィット・コーキン

一影九拳のアーガード・ジャム・サイの弟子でタイ人。

使用武術はムエタイ

 

〇ラデン・ティダード・ジェイハン

一影九拳のシルクァッド・ジュナザードの弟子。

東南アジアの小国ティダード王国の皇太子で使用武術はシラット。

皇太子らしく何事にも一流の結果を出しています。

 

 

■幹部以外のYOMIメンバー

YOMIの幹部たちはケンイチの学校に留学するなど、和気あいあいとした楽しい雰囲気ではあります。

でもYOMIは世界を裏で操ろうとする武力組織です。厳しい制裁を受けたYOMIのメンバーも多くいます。

 

〇小頃音リミ

一影九拳の緒方一神斎の弟子であり、朝宮龍斗を宗教の信者のように熱烈に慕っている。

数万人に一人と言われるほどの武術の才能を保有していますが、朝宮が使ったがために心身を破壊することになった"静動轟一"を使用したために自己崩壊してしまいます。

YOMIのメンバーでいるためには勝手なんぼなのでしょう。勝つことが存在意義でもあるため勝つためならどんな自分の体が破壊しても構わない。

長く所属することで、そう洗脳されているのでしょうが、YOMIの組織に恐怖感を抱きます。

 

〇趙円臣

谷本夏の変わりに代理でYOMIになっていましたが、彼には一影九拳になるという目標がありました。

その目標のため、絶えず武術の稽古を行い谷本の意識を失わせるまでの実力を保有していました。

ですが最終的に谷本に敗れ、代理のYOMI幹部の座を降ろされるだけでなく、YOMIそのものから追い出されてしまいました。

純粋に一影九拳を目指して頑張ってきたのに可哀想ですし、闇の組織は残酷だと強く感じます。

 

■まとめ

以上でYOMIの説明を終えます。

YOMIは世界の支配を目指す養成機関であるため、実力のある若者が多く所属していますね。

実力があるものは優遇されるのか、楽しそうに生活を送っているようにも見えます。

その陰で弱者や敗者はその存在を抹消される目にあったりと、やっぱりYOMIって怖い組織であることを実感しますね。