これは、私のライター業1回目の思い出深い記事です。
タイトル:
九弦院響の人間離れした才能!その経歴が知りたい方への人物紹介
はまれる面白い漫画がないかお探しのあなたに「史上最強の弟子ケンイチ」をお勧めします!
印象的なキャラクターが複数いることが、この漫画の魅力の一つです。
魅力的なキャラクターの個性がつかめれば漫画に興味をもって「読んでみたい!」と思うはず。
今回は「不死身の作曲家」の異名をもつジークフリート(九弦院響)の紹介を行います。
プロフィール
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外見は羽飾り付きのシルクハットにフロックコートとロングブーツ。足元まであるストレートヘアーに西洋人のような顔立ち。
「ららら~」と鼻歌を歌いながら逃げる新島を追う場面が初登場です。
その後、どこまでも執念深くまとわりつき新島と共にドブ川へ沈む。。。妖怪みたいな奴やな、というのが第一印象です。
ラグナレク第5拳豪で音楽の特待生。
格闘家ではなくて音楽家なんですね。
そのため、格闘技っていうかダンスに近い戦法で戦います。
どんな感じかっていうと、亡きマイケル・ジャクソンを彷彿とさせる重心を感じさせない滑らかな動き。
これに付随してブレイクダンス、コサックダンスで移動しつつ蹴り技を行うのが特徴です。
相手が攻撃をした後で相手に合わせて自分の攻撃リズム、手法を行う「後の先」という戦闘スタイル。
基本的に自分から攻撃することがないから平和でいいですね。
生い立ち、魅力
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さあ、そんなジークフリードですが彼の魅力を今から説明します。
彼の魅力は大きく3つ。
「音楽に対する傾倒」「新島への忠誠」「非凡な才能」でしょう。
〇音楽に対する傾倒
彼が歌うタイミングでは、どこからともなく風が吹き、髪とコートが風になびきます。
音楽家だからパフォーマンスも大切なのかな。
彼の特徴のひとつですが、良いフレーズが降りてきそうなときに邪魔をされると殺意をむき出しにして怒る。という特性があります。
捕らえられた新島を助けるため現れたケンイチに作曲の邪魔をされた時も「殺しますよ!」と怒りをあらわに。それが理由でケンイチVSジークフリートの戦いが始まります。
彼のラグナレク入会の理由は物語上語られていません。
ですが作中、「痛みや悲鳴が肉体の奏でる吹奏楽であり、対戦相手が焦り、恐怖、絶望の感情に支配された場合に作曲の糧になるメロディーが降りてくる。」
と言っているので、そのインスピレーションを得るために戦っている。というのがホントのところでしょう。
「アニマート」、「ピアニッシモ」などクラシック音楽等で楽譜を書く時に使う音楽記号とメロディーを口ずさみ、時には叫びながら戦う。のも彼ならではの戦い方。
「不死身」と呼ばれる所以は相手の攻撃を食らってもほぼノーダメージでいられ、倒れても何事もなかったように立ち上がれるから。
なぜ攻撃を受けてもノーダメージでいられるのか?その理由は相手の攻撃リズムが読めるため、攻撃のタイミングを見切り攻撃を受ける直前に軸をずらすことで自分にダメージが加わらないようにしていたからなのです。
戦闘中も頭の中では相手の脈拍、心臓の音、呼吸音がドレミファソラシド等の音に変換されて聞こえてくるのでしょう。相手のリズムがわかるのもこうした音楽を習得しているからできる事なのでしょう。
〇新島への忠誠
意外に思われる方も多いでしょう。ジークフリートは音楽と同じくらい新白連合リーダーの新島にも傾倒、忠誠を誓っています。
忠誠を誓うきっかけになったエピソードはこちら。ケンイチとの対戦に敗れ落ち込んでいた海辺でジークフリート。人気のない場所なのに、どこからこともなくピアニカのメロディーが。
その演奏者は新島。そのピアニカのメロディーに感動。それがきっかけで新島の忠実なしもべとなり新白連合の主力メンバーになることになりました。
まぁ最初のほうで「弱さの中に強さがある」と新島を気に入っていたようなので元から通じ合う何かがあったのかもですね。
新島の忠実な家臣なので命令があるまで勝手な行動はしません。どれだけ彼に忠誠を誓っているかのエピソード。
新島がカポエイラから自分の身を守るため、爆睡中の身動き取れない状態のジークフリードを盾にしたため、
ジークフリードはカポエイラの攻撃を背後からまともに食らうことになります。
普通だったら信頼している人に身代わりの道具にされたら怒るでしょうが「お役に立てて光栄です」と喜んでいました。それだけ奉仕の心が強いのでしょう。
ほかにも作曲し作ったCDの印税を新白連合に寄付するなど、自分のメリットより新島のメリットを優先。新島の役に立つことに価値を見出しているのでしょう。
でもどんなに新島に対する忠誠心が強くても3日間の不眠不休での睡魔には勝てなかったか。
勝利まであと一歩、というところで強い睡魔に襲われたため後ろから倒れこむように深い眠りの中へと入っていきました。
「不死身」と言えど、睡魔には勝てないんですね。
〇非凡な才能
そんなジークフリートですが他にも凄いところが。彼は17歳の若さでチベット仏教の悟りを開いてしまいます。仏教の開祖であるブッタでさえ35歳で悟りを開きましたから、どんなに凄いことかわかるでしょ。。。
悟りを開くまでのエピソードですが、マニ車という筒形のチベットでは有名な仏物で外側にお経の文字が書き込まれています。これを右に回すことで、お経を唱えたのと同じ効果が得られる。
芸術家として高次元のシンパシーを感じたのでしょうか。ジークフリードはマニ車を一目見て「これだ!」と直感。
彼はこれと同じように、つま先立ちで両手を真横に広げ十字架の形で、ひたすら右に回転する行を40日間行う。これにり悟りを開けたという。いや、意味わからんって。
修行の末、悟りを開いたからなのかわかりませんが、彼の身体能力もその後、絶え間なく向上を続けます。
パラシュートの紐を引きちぎりヘリコプター上空から地面へ落下する場面では、リズムをとり体に衝撃が入らないよう上手く受け身をとり死なずに無傷で済みました。
音楽感性の向上とともに身体感覚も同じように向上しているのでしょうね。
背後から足締めにされた時、首を180度真後ろに回転させる、というハナレワザを披露し皆を驚愕させた場面がありましたね。
少し話はそれますが、昔の中国に司馬仲達という人がいて彼も同じように180度首が曲がりました。
首180度回転技は「狼顧の相」と呼ばれ大志と野望を持つ男と言われ臣下では終わらず頭角を現す逸材といわれ主君に警戒されたり恐れられたりしていました。
主君(新島)を脅かすことはなかったですが、ジークフリートも今まで伝えたような能力を持つ男として作中活躍。
音楽の面でも作った曲がバカ売れし大きな額の印税を手に入れるという凡人にはできない能力を発揮します。
特定の師匠について学んだわけでなくほぼ独学独習でこの境地に達するなど、非凡な才能を有する運命の元に生まれたのかもしれません。
まとめ
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彼の魅力を「音楽に対する傾倒」「新島への忠誠」「非凡な才能」の3つにわけて紹介しました。ここまで書いて思ったのですが、
ジークフリートは西洋風の外見だし音楽もクラシックなど西洋のものです。入学するまでの経緯や生い立ちは不明ですが、西洋の文化に深く慣れ親しんでる感はあるんですよね。連想するワードが騎士道精神。
騎士道精神がどんなものかと言うと、主君への忠誠、協会への帰依、優れた戦闘能力や勇敢であるべしなど騎士が守るべき行動規範です。
ジークフリードの行動や振る舞いをみると、新島への忠誠、新白連合への帰属意識、達人レベルの戦闘能力。物語なのかでも敵におじけづく様子を見たことがありません。
彼の魅力の根源は、それなのかもしれないと私は感じました。
皆さんも原作を読んで自分ならではのジークフリートの魅力を探してみてください!